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Multi Video System(マルチ ビデオ システム)は、SNKが発売したアーケードゲーム基板である。また、同システム基板を導入した筐体のことも指す。MVSと略されることが多い。 ハードウェアスペックとしては同社の家庭用ゲーム機ネオジオと同等である。 == 概要 == 基板上にカートリッジスロットが最大6本存在し、複数のゲームを1台の筐体で共用することができた。そのため、筐体には2人分の操作デバイス(1レバー+4ボタン、スタートボタン)の他にゲーム切り替え用のボタンが用意されていた。また、一般的な筐体ではディスプレイの上にインストラクションカードを並べる領域があった。また、ネオジオとのリンク用にメモリーカード用のスロットがついた筐体も存在した。なおMVS用のカートリッジとネオジオ用カートリッジに、外部的には互換性はない。ただし、実際には変換コネクタを利用すれば流用可能である。 インストラクションカードの小ささを補填するため、ゲームスタート前に細かいゲームの操作方法の説明が入り、デモ中にもほとんどの場面でタイトルロゴが表示されるなどの配慮がされている。 また、各ゲームでの日々の売上データが蓄積され、人気・不人気が簡単に分かるようになっているなど、オペレータにとっても便利な機能が多数搭載されていた。メモリーカード経由でインカムを集計できるシステム等も予定されていたようである。 家庭用のネオジオ同様、初期の基板と後期ソフトでは組み合わせによってはエラーが起こる場合があった。配線は初期の仕様だとステレオ仕様だったこともありJAMMAとは一部配線が違ったが、後期の基板ではモノラル化されほぼJAMMA仕様となっている。なお晩年の日本国内向けの一部タイトルは基板とソフト一体型の基板(MV-0)として売られた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「Multi Video System」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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